参院選で自民党大敗翌日の相場と、関税ネタで暴騰した翌々日の相場。

トレード日記

自民党大敗で日経平均暴落との予想大半だった

2025年7月20日(日曜日)、第27回参議院議員通常選挙が行われました。178万円の壁、物価高による生活必需品の高騰(米の高騰)、関税問題、減税の渋り、岩屋外務大臣の中国スパイ疑惑、石破首相への不満など数々の要因が重なり、暫くぶりに自民党への風当たりの強い選挙となりました。その為、政治と金の問題(企業献金)などで大手企業と蜜月な自民党が大敗すると、日経平均は暴落するとの見方をする人が大半でした。

自民党大敗したら株価上がるのではと思った

これだけ自民党への風当たりが強にも関わらず、大半の人が株価暴落を予想しているの違和感を感じていた。確かに政治と金の問題で大企業優遇をしている自民党が選挙で大敗すれば、大企業優遇しづらくなり、日本で一番見られている指標である日経平均は一部の大企業の影響が強いため軟調になりかねないとは誰でも予想が付く。
 けれど野党がバラバラな状態では政権交代はほぼ無いだろうし、政権交代が無ければ結局大手企業優遇もしばらくは続くかと。なので自民党が大敗しても灰汁抜けにより株価上昇の可能性もあるのではと思っていた。株の格言「大衆心理の逆を行く」、大半が暴落予想しているならば既に織り込み済みの可能性もあると。

暴落に備えて現金余力を少し確保した

 現在の投資スタイルは資産の大半をNISAで運用し、特定口座で個別株を小額で楽しんでいる。資産の大半はNISAのインデックス投信とS株の高配当銘柄なので老後まで売る予定はないが、特定口座のS株や投信はキャピタルゲイン狙いで小遣い稼ぎをしている。
 選挙後株価が暴落した場合、安い時に買い増しできないストレスを考えると現金余力を少し増やしておこうと思った。売って暴騰するより、暴落で買えない方が辛い。売るといっても特定口座のS株の一部なので、株価が暴騰した場合は一生売らない予定の投資信託やNISA高配当銘柄(S株)の方で恩恵を受けれるし、暴落してメンタルに来るのは特定口座のS株のみなので、株価上がる可能性もあるという思いからS株を少しだけ(3割ほど)売却した。

参院選の結果、株価は無風

選挙終わりの連休明け、ザラ場開始直後の日経平均は大衆の不安をよそに一気に上昇した。しかしながらその勢いは続かず、引けにかけてマイ転した。結局終値は微妙に前日比マイナスでほぼ無風となった。日経平均が中々維持できなかった4万円の壁も選挙が終われば上値も軽くなり、選挙後4万円を超えてきたなら新高値を取りに行くと期待していたが、選挙が終わっても4万円の節目は厚く予想は外れた。

翌日に関税ネタで暴騰

 上記のチャートは選挙翌日と翌々日の物である。日経平均は選挙翌日の朝に4万円台に復帰したがすぐ力尽き、ますます上値が重くなったとがっかりしていた。それもつかの間、翌日の朝、関税合意のニュースで日経先物が暴騰した。ザラ場中の日経平均も終始強く、終わりで値で約1400円、3%以上上昇した。
 選挙結果での暴騰でない無いので予想が当たったわけではないが、選挙の翌々日というタイミングで理由は違えど日経平均が暴騰した。再び日経平均が4万円超え、思い描いていた感じに上値が軽くり暴騰した。選挙と関税の懸念が払しょくされ4万円の節目を超えたら、もう塞ぐものは無い。日経平均最高値更新へチャレンジすると思う。
 持株はNISAと特定口座共に高配当銘柄主体だけれど大半が恩恵を受け大きく上昇した。投信はまだ基準価格が更新されてないけど、株と投信合わせて日本株に関連する銘柄は資産の3割ほどを占めているので、最高値更新中のアメリカに続き日本株にも期待したい。S株を全て現金化しなくて良かった。

早速S株買い増し

 選挙前に売った額面の半額位を買い戻した。これがまた追い風で、今日の値上がりランキングを見ると、選挙前に売った銘柄はあまり上昇してなかったものが多かった。つまり安く買い戻せた。
 自動車関連株以外は特に関税に絡めて買っていたわけではないから、偶然こういう結果になった。単なるラッキー。

下記は本日買戻し後のリストなので売却した銘柄(1株残し銘柄)が判断できなくなってますが、上位ランキングには選挙前に売った銘柄はほぼ含まれず。

下位ランキングではライザップパーク24メディカルネット小僧寿しニチモウダイイチリズム以外は選挙前に1株だけ残して売った銘柄となります。後場寄りの注文で選挙前に売った銘柄の殆どを少しずつ買い戻ししました。

一応NISAの方も貼っておく
自動車銘柄の恩恵が強い。配当高めの銘柄のみNISAで購入しているので上がろうが下がろうが此方は売りません。

前日比マイナスは4銘柄のみでした。久々に全体的な大幅上昇です。多めに持っているJTだけはちょっと残念。

トランプ関税合意で自動車株が暴騰

 今回大きく暴騰したのは関税の影響が強い銘柄でした。特に自動車メーカーが強く、それらはほぼNISA主体で買っているので売る予定はなかったし、むしろトランプ関税にケリが着くまでは下がったら買増し続ける予定だったので遂に灰汁抜けしてくれたという感じですね。
 ただし4月からのトランプ関税相場のお約束的に、まだまだ揺さぶってくる可能性もあると思うので高値追いは厳禁。関税銘柄は欲を掻かず1銘柄2~5万円くらいまでの購入に留めておきます。

最近予想が当たりがち

 近頃アメリカ相場が調子よく、積立投信の暴騰により資産に余裕がでてきたおかげか、株ギャンブルで一発逆転しようという気は無くなりました。その結果冷静に分析できるようになったのか、トランプ関税相場での値動きと上手に付き合っていけてる気がします。証券口座の値動きに一喜一憂する事が無くなったので7月からは仕事も手についてきてます。
 投資も仕事も、メンタル的にも良い流れが来てる気がします。過去にこういう時は、慢心して、調子に乗ってコツコツドカンを繰り返して来ました。今年はトレードスタイルも考え方もガラリと変えて挑んでるので、余計な事をせず頑張って、いや頑張らないで淡々とコツコツと相場と向き合って普通に働いていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました