初めてのWindowsアプリ制作!AIプログラミングで初めての挫折

日記

意気揚々とプログラミング(の指示)

Gemini有料プランの4ヶ月無料招待を受け、駆け足で進んできたここ半月。無料公開されてて長年使ってきたchrome拡張機能を大幅に機能増設し、ブログの補助ツールをイチから制作。そして初めてのスマホアプリ制作も完遂。プログラミング知識ゼロにもかかわらず思い付きでチャレンジしたAIプログラミングは3つとも大成功となり、次のネタを探していた。

自分が作りたいのは仕事効率化アプリ

新しい仕事を始めると必ず真っ先に考える事が効率だ。人より早く楽に正確に。効率悪い作業はやっててイライラするので昔から何事にも効率を考えるようになった。

唯一効率を考えないのが趣味や遊びで、これらは非効率すら楽しむ要素だと思ってる。それでもゲームのレベル上げなどは面白くもなんともないので効率を求めてしまう。

単純作業であればあるほど、マクロを組めば効率が改善される。ただ、幾ら仕事が楽になれど費用対効果も大事だ。毎日のように同じ作業を繰り返すのならマクロは力を発揮するけど、稀にくる作業に対して時間をかけてマクロを組んだり、大金を叩いてアプリ制作を依頼するのは賢くない。たんに仕事効率化といっても、費用対効果との兼ね合いで考えなければならないので、とても幅が広い。

楽する努力は惜しまない性分

費用対効果を考えるのはあくまで企業での話。自分の場合は個人なので、単に趣味でAIあそびをしている。趣味だから時間を幾らでも使えるし、何ならお金も使える。日課となっている作業が少しでも楽になる可能性があるなら、時間が掛かっても、目的が達成できない可能性が高くてもチャレンジしたい。成功したら日課の時短になるし、成功した達成感で悦に浸れるからだ。モノづくり好きな自分にとって何よりの酒の肴になる。

現状で成果が出た3つのツールのうち1つは3ヶ月ほど、一つは2年程、一つは5年程改善できたらいいのにと思い続けていたシステムだった。AIを使い始める前にこれらのツールを作ろうとしたら害虫になるし、10万円か20万円か、はたまた100万円か相場が分からないけれど、多分5万円程度で作ってくれる人は居ないと思っていた。5万円で作ってくれるなら頼みたいけれど、10万払ってまでは要らないと思っていた。システムの仕様変更が必要になる日がいつ来るか、半年後や1年後ならまだいいが、1ヶ月も立たずツールが動かなくなってしまったら開発費をどぶに捨てるようなものだからだ。そんなリスクは負いたくない。

けれどAIプログラミングならノーリスク。ただただ自分の時間を使うだけ。月額2900円払うだけでチャレンジできるとなっちゃワクワクせざる得ない。ここ2週間は寝る間も惜しんで没頭していた。

4度目のツール開発にして遂に挫折

バブルは突然弾けた。自分が想像もしてなかったタイミングでだ。

一応自分は昔はWEB屋でSEOコンサル的な仕事をしていた。なのでプログラムを書くことに関しては無知でもなんとなく概要くらいは知っていた。例えばオセロゲームみたいなスマホやPC内だけで完結するプログラムならAIは簡単に作ってくれるだろうとは予測できていたし、他のWEBサイトやアプリの情報を読み取る系のアプリ開発は断然難しくなる事も分かっていた。それでも……。

4回目に作ろうとしたツールはchrome拡張機能だ。どういうツール化というと、GeminiAIにチャットで指示を出す時に、エンターキーを打つとチャットが送信され、改行するにはSHIFT+エンターを押さないと駄目なんだけど、ほぼ無意識でタイピングしている自分にとって、文字を打ったら即エンターが癖になっている事で、チャットを誤送信してしまう。誤送信した瞬間からAIは思考を始めてしまう訳で、結果が出てくる前に停止させないと無意味なコストが発生してしまう。それ以前に、もしかしたら送信した時点でコストが発生しているかもしれないと思った。

Gemini 2.5flashなら無料プランでもほぼ無限なので気にしなくても良いのだが、Gemini2.5proは有料プランでも1日の上限がある。自分がAIプログラミングに没頭すると8時間~12時間程度で上限に当たってしまうので、その後1日休みみたいな状況に陥ってしまうのだ。

Geminiは2900円のプランの上は35000円と一気に10倍以上月額が跳ね上がるので、なんとか上手にコストを削減したい。そんな思いで4度目のツール作りを始めた。

機能は至ってシンプル。

エンター単体とSHIFI+エンターの機能を入れ替えるだけのアプリ

「えっ?そんなの既にあるじゃん。なんなら拡張機能じゃなくてWindowsアプリでもキーマッピングすれば良いじゃん」と思う人が居るかもしれない。自分もそう思っていた。

そもそもこのツールをイチから作ろうとした切っ掛けは既存のchrome拡張機能がバグるからだ。

基本は問題なく使えるんだけれど、定期的にバグってしまう。どういうバグかというと、改行した後に「た」と打とうとすると「tあ」となってしまうバグだ。この拡張機能を紹介してくれた視聴者の方はマックではこのバグ起きた事が無いと言っていたけれど、自分のWindowsでは定期的に発症しイライラしていた。

もうこんなバグあぷり、簡単なシステムだしアプリサクっと自分で作っちゃおうと思った。

結果は惨敗。拡張機能どころか、Windowsアプリ制作の環境も整えチャレンジしたがどちらでもアプリは完成しなかった。

クローム拡張機能が完成しなかった原因

初めはほんとキーマッピングするだけ程度の感覚だった。ただ、chrome内の、更にはGeminiのページだけでエンターとシフトエンターを入れ替える事が出来るキーマッパーがなさそうに思えた。なのでクローム拡張機能の制作に取り掛かったのだが、母音と子音が合体出来ない「tあバグ」が起こるし、それを改善するようAIを仕向けても、エンター単体で改行ができるようになってもシフト+エンターも改行のままだったりし、堂々巡りだった。

AIの考えたシステムは、エンターキーを押したときは一旦その入力をキャンセルしてシフトエンターの命令を出し(改行)、シフトエンターを押したときはGeminiのチャット欄の送信ボタンを押すという挙動だった。

そんな回りくどい事はせず、単にキーボードの効果をGemini.comが表示されてる時だけ逆にしてくれよって命令をだした。Aiは結構回りくどいことをしてエラーを起こし、自分がシンプルな案を提案すると過去3つのアプリは上手く機能するようになっていってたから経験則からシンプルイズベストだと思っていた。でもだめだった。

その後拡張機能は諦め、Windowsアプリで作りにチャレンジした。

Windowsアプリが完成しなかった原因

Windowsアプリの開発環境をAIに言われるがまま構築した。そしてキーマッピングでGeminiを開いている時だけエンターとシフトエンターを逆にするというプログラムを書かせたが、どうやらURLを読む事は難しいようで、ウインドウ名で一致した単語の時だけツールが作動するようにした。

Geminiという単語を設定し、無事chromeでGeminiを開いてる時だけWindowsで作ったツールが機能したのだが、結局こっちも駄目だった。

エンターとシフトエンターを逆にするプログラムにしたら、そもそもエンターで変換の確定がされなくなったのでそもそもチャット入力ができなくなったのだ。

その後色んなパターンのプロンプトを新規AIに投げ続けるも成果は出ず、結局最終的にAIにこの一連の流れの原因究明と別の対策が無いかと聞いてみたら、IMEとchromeの二重のセキュリティのせいで、やろうとしている事は結構難しい部類って事が分かった。

最終手段

もうこうなったら最終手段だ。

ひたすらGeminiを使い込んで、エンターで送信、改行はシフトエンターに慣れることにした。

つまり諦めた。

自分がパソコンでチャットをするのはLINEとGeminiだ。LINEはスマホではなく大半パソコンで返信しているので、今後GeminiとLINEでずっと混乱し続けるだろう。なんでエンター単体をチャット送信に割り当てたんだろうか。本当にめんどくさい。

今回挫折したツールは正直別に無くてもいい

半分負け惜しみだが、半分本音だ。というのもこの記事の序盤に書いた通り、自分のモットーは仕事効率化だ。過去に作った3つのプログラムは、日々の日課が飛躍的に時短となるし、仕事での収入が確実に増加するツールに仕上がってる。一方今回挫折したツールは、エンターキーとシフトエンターの機能を入れ替えるだけで、ストレスは軽減されるけれど、時短にはならないし売り上げにも直結しない。

しかも過去3個のツールは世になかった機能だから自分で作ったけれど、今回のツールは既に世に出てるわけだ。ただ、たまにバグるからそのバグを修正したかっただけだったのに2日もの時間をかけてこんな1つのバグすら修正できなかったとは。

まさかこの程度のツールで挫折を味わうなんてプログラミングを舐めていました。

プログラミング初心者の限界

もしこれがプログラミングを熟知している人だったのだら、サクっとバグ取りできたのかもしれない。けれど自分はプログラミング初心者なのでデバッグするにも人一倍時間が掛かる。逆に先入観や固定概念の無い素人だからこそ、プロからみたら灯台下暗し的な機転が利くこともあると思うけれど、結局AIが駄目なのか、自分の命令が駄目なのか、そもそもセキュリティの兼ね合いで無理難題をAIに押し付けているのかがプログラミング初心者の自分には判断できないので諦めるタイミングが難しい。

今回は上記にも書いたけど、絶対欲しい機能という訳でも無いので諦める事にしました。

今はまだ次のAIプログラミングの題材が決まって無いので、一旦プログラムから離れて画像遊びを再開してます。

またAIネタで記事を書くので良かったらブックマークやTwitter登録しといてくれたら嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました