近頃のウーバーイーツ事情。時給3000円狙いのメリハリ稼働スタイルが副業に最適。

豆知識

ウーバーイーツは副業でこそ美味しい仕事

 Youtubeと同時進行で専業としてウーバーイーツを始めてから7年が経ち、過去最長で続いている職業となりました。初期の頃から一貫しているのが、ウーバーイーツは副業でこそ美味しい仕事という点です。昨今の状況では、月10万円稼ぐだけなら時給効率の高いタイミングのみ稼働すれば30時間弱で済みますが、5倍の月50万稼ぐには割の悪い時間帯も働かなければならない為、5倍の150時間では済まないわけです。

自由に働けるのに時給3000円

 シフト無し・ノルマ無し、効率を度外視すれば24時間好きなタイミングで働け、急にモチベーションが下がった場合、その瞬間に退勤できるという最強のギグワーク。
 何ら難しい資格が必要なわけでもなく、誰でもできる簡単な仕事で時給2000円程度キープでき、月40~50万稼げる仕事云う点では本業としてでも美味しい仕事ではあります。しかしながら副業のほうが圧倒的に時給効率が跳ね上がるので、時給3000円越えのタイミングのみウーバーイーツを行い、時給効率が悪い時間帯は他の仕事を育てたり、プライベートな時間に充てた方が良いというのが自分の考えです。ウーバーイーツ1本で生計を立てている本業勢であれば、最低限の売上を確保しなければ生活が行き詰まってしまいますので、効率の悪い閑散期も配達しなければならないですが、副業勢であれば気分次第で全く働かなくても良いので仕事を掛け持ちするメリットが大きいです。

時給3000円を狙う稼働スタイル

 時給効率が悪そうなタイミングであっても特にやることが無く暇な時などは稼働してますが、どの時間帯でも安定して時給2000円稼げる訳ではないのでモチベーションが上がらず稼働頻度は激減してます。その代わり、時給3000円狙えそうなタイミングでは貪欲に稼働してます。
 絶対外せないのが終日雨の日で、時給3000円~4000円程度の効率が出ますので2~3万円を目安に稼働しています。月に4日間雨が降ればこれだけで週10万円の副業となるので、近頃は雨の日以外は殆どウーバーイーツをしてません。雨の日が増えれば増えるほど収支は上振れするので梅雨の時期などはボーナスタイムに期待してます。数年前までは雨の日は時給2500円出れば御の字、相当美味しい日で時給3000円でしたが、最近では時給3000円は当たり前、時給4000円の日もチラホラとあります。長時間キープは無理ですが、瞬間最大時給効率で言えば(後述のクジラ案件は除き)時給7000円近く出たりします。雨の日稼働しないのは勿体ないです。

昨今の週間稼働履歴

3月から現在までの稼働履歴のスクショです。抜きんでてる日は雨稼働した日となります。報酬が少ない日は雨が弱かったり、暇だったのでピークタイムだけ少し摘まんだ日となります。

三月からは毎週1日は終日雨が降ってくれましたので、売り上げも上振れしてます。ウーバー始めた当初から、月10万~15万円を目標にしてますので、雨天メインの稼働だけで十分達成できている状況です。

どういう案件を受けているのか?

案件選びのポイントは定点狩り、ドロップ地重視です。昨今の料金体制はエリア次第で明確なメリハリがあります。折角美味しいエリアで張り込んでいても、一度の高単価案件で不遇エリアに行ってしまえば、次の美味しい案件を受ける為に再び美味しいエリアに戻らなければなりません。ですので、エリア跨ぎしない案件であれば多少安くとも受け、エリア跨ぎ案件であればよっぽどの高単価、帰路のタイムロスを考えその時の相場の1.5倍~2倍でなければ受けないようにしています。ただし、ピークオフの時間が迫ってきた場合や、単価が落ちそうな雰囲気を感じた場合の最後の1回に限っては、割高でなくとも僻地ドロップを受けています。

下記は受けた案件の一例です。鳴り待ち時間なども考慮するとインセ込みで時給4000円の案件を目途に受諾する事で、時給3000円はキープできます。ドロップ地が良かったり、即鳴りした場合は多少安くとも売り上げの安定性を重視して受けます。
距離、ピック先、ドロップ先、雨インセ、通しインセ、現在時間(ピークタイム・インセタイム)などの要因を全て考慮してますが、明確なルールは然程決まっておらず、過去の経験則と現在のアルゴの仕様から感覚頼りで案件を受けます。

ギャンブル要素の有る位置情報ゲーム

 パチンコ・パチスロ、競馬好きな人はウーバーイーツにハマると思います。ウーバーイーツの基本報酬はある程度の基準はあるものの基本的にはランダムで、店や客先の場所、走行距離、値段など、割の悪い案件もあれば、驚くほど美味しい案件が来ることもあります。良い案件が来そうなエリアに移動し、スマホで良い案件がくるまでガチャを行い、自転車やバイクで走るだけで報酬を得る。ポケモンGOより面白く現金を稼げる位置情報ゲームだと思ってます。
現在パチ専業で時給2000円を超えている人がどれほど残っているのでしょうか、ウーバーイーツの方が安易に時給効率を上まわると思います。自分もウーバー始めて以来パチンコパチスロに行く機会が減りました。

超ボーナス!クジラと呼ばれる案件

 ウーバーイーツの配達報酬はアルゴリズムにより自動で算出されてます。そのアルゴの暴走なのか、時たま意味不明な程高額な通称クジラ案件が飛んできます。距離や店ははあまり関係なく、1件3000円。ダブルなら6000円、トリプルなら一撃9000円稼げる案件です。

こちらは4月13日、一緒にクジラ案件狙いしていた際に知人がゲットした案件です。3件同時配達で、予測完了時間が32分、走行距離3.8kmで9000円貰える案件です。狙っていればガンガン取れる訳ではないですが、ある程度ターゲットを絞る事は可能です。しかし、一件も取れなければ待機だけして報酬ゼロで稼働終了という状況にもなりかねないので、コツコツ安定して稼ぐか、一発を狙ったほうが効率が良いのかは人により判断が分かれるところです。

過去最高報酬額・6件5400円雨インセ

猛暑インセや、お年玉インセや、最近では謎インセなどのよくわからないボーナスが出たりもします。その中でも4月11日にでた雨インセが、意味不明な程の過去最高額でした。厳密にいえば12回6000円インセですが、前半6回だけクリアするのが最高時給効率でした。

  • 1回目:1350円
  • 2回目:450円
  • 3回~6回目:900円
  • 7回~12回目:100円

上記の様にド単距離案件に絞って最速で6回配達し、1時間ちょっとで7500円程の収入になりました。序盤は雨も降っていなかったので非常に美味しい稼働でした。(7回目以降の100円は消化せず帰宅)

裏技や小技も存在

 ウーバーイーツにはテレビゲームと同等レベルの裏技や小技、バグ技が定期的に明るみに出ます。例えば初期の頃ではタワマンインセという言葉が流行りました。当時は実走行距離で報酬が算出されていたため、タワマンなど高層階に行くとGPSが粗ぶり、1km2km現在地が飛んで配達料金に加算されてました。そこでわざと、古くてGPS制度の低いandroidスマホで稼働したり、水が電波を通しづらい特性を利用して体でスマホを覆って見たりなど涙ぐましい努力をしていました。
 今でこそ毛嫌いされているタワマンドロップですが、当時はまだドロップ先が分からなかったので拒否権が無いのと、今より単価が低い時代だったので高単価に昇格する可能性があるタワマンインセは脳汁ポイントでした。

 直近の小技ですと、ダブルを解体した時、1件目の走行距離が元ダブルの半分を超えていた場合、報酬が3割減で済むというのがありました。

例:ダブル10km2000円 → 解体 → シングル6km1400円
 4km減、ピックドロップ2アクション減にもかかわらず600円しか減りませんでした。つまり4キロシングル600円をキャンセルしたという感覚です。更にはピック地からドロップで離れる距離も短くなるので、定点狩りとしても非常に有効でした。こちらは2月か3月頃からか修正されましたが、ドロング&ド単距離の高単価案件の解体に限っては、ロングの方を外すとド単距離高単価案件に昇華させることが出来るのでメリットが残ってます。熟成案件や僻地ドロップ案件に、近場のマクドナルド案件などがくっついてくるケースです。

例:ダブル10km2000円 → 解体 → シングル1km1000円

ダブル重複バグなんかもありましたね。
初期の頃は走行距離で料金が算出してました。その際、ダブルの計算式が本来であれば店から1件目+1件目から2件目の走行距離になるはずですが、何故か計算が合わず上振れする事が多かったので帳尻合う式を検証した結果、店から1件目+店から2件目となってました。つまり店から1件目までの距離が2重にカウントされていたわけです。それが判明して以降、ダブルを受ける際はドロップ先1件目と2件目の距離が近い案件のみに絞ってました。

走行距離10kmの例
①:店~2km~1件目~8km~2件目=12km換算
②:店~9km~1件目~1km~2件目=19km換算
当時は1kmあたり100円か150円くらいの報酬だったと思います。同じ10㎞走行案件でも1件目のドロップ地の違いで報酬がこんなにも変わってました。

ウーバーイーツはスマホアプリやAIを使っているという性質上、定期的に価格バグが起こったりしますので、アップデートが来るとゲーム感覚で心機一転楽しめます。すべての配達料金が320円になった頃も絶望の反面楽しさもありました。仕事と云う観点から言えば安定するに越したことはないのですが、仕事にマンネリ化は大敵なので、個人的には常に良かれ悪かれスパイスを投入して欲しいです。

ちなみに、調整金が膨大に付与されていた頃にわざと完了ボタンを押さないで不正に料金を詐取したり、店と組んで架空注文で配達料を詐取したり、高級飯をピックアップ後にわざとキャンセルし着服する行為などが問題になってましたが、それらは裏技・小技でもなんでもなく詐欺罪、犯罪です。

ウーバーイーツの今後

ウーバーイーツを7年も美味しく続けれると思ってませんでした。初期の頃はせいぜい美味しく稼げるのは東京オリンピックが終わる頃までと思ってました。その後コロナ禍でも美味しく稼げ、コロナの終わりがウーバーの終わりかと思えば、近頃の雨稼働は過去一番効率よく稼げてます。体力がない自分ですら日当3万円も稼げてしまう日が増えてきてます。それほど美味しい仕事だということで、自転車やバイクに乗り続けれる体を維持できる限りは出来れば老後まで続けたいと思っています。幸いなことに、ウーバーイーツジャパンは現在でもなお事業拡大し続けてます。ピックパックペイという買い物代行の加盟店も増えてますし、個人の宅配便みたいなものの配達など配送のインフラ的な感じに規模が膨れてるので、この先1~2年で撤退する事は考えづらいと思います。ただ、需要と供給のバランスは何れ収束していくのが世の摂理ですし、現状のとびきり美味しい状況がいつまで続くかはわかりません。ウーバーイーツはあくまで副業で美味しいところ取りし、ウーバーが続くうちに何か別の金策も育てておいた方が良いと思います。ウーバーイーツに全集中するのではなく、美味しい仕事だからこそ効率よく稼いで他に使える時間を捻出するべきと思います。

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