ウーバーイーツ自転車カスタム!タイヤとハンドルを交換し、デリバリーバッグで積載量と軽量化も両立!

DIY

はじめに

 ウーバーイーツ用自転車を久々にカスタムしました。自転車カスタムは過去にYoutube遊びは無限チャンネルに投稿しましたが、ブログでは初となります。
 当記事ではノーマル状態からカスタムした現状全てを紹介していこうと思います。

ウーバーイーツに最適な自転車は?

見た目気にせず低予算で走行性能とデリバリー業務の快適さを重視

私の愛用してる車種はパナソニック:グリッター、皆さん馴染み深いドコモ赤チャリに採用されてる車種です。車種探しで重要視したのは有名メーカーかつ、小型な小径車という点になります。

壊れた時に有名メーカー程中古パーツが流通しているので安く治せますし、小径車は小回りが利く上にリアボックスを積んでも重心が高くならず、強風の時などの走行に安定感が増します。また、ホイールが小さいので大径車と比べてホイール曲がりなどにも強く、タイヤも太目なのでリム噛みしづらいなどメリットが多いです。配達業務で利用するのでタフな車両でなければなりません。

小径車は批判の的

グリッターを購入した初期の頃、Youtubeでよく指摘されたネガティブな見解3件
①「同じ距離走ると小径車は大径車よりタイヤが余計に回る事になるからハブが直ぐ痛む」
②「赤チャリのボロさ加減を見ろ。直ぐこわれる。」
③「タイヤ小さいと振動をモロに受けるからモーターが壊れやすくウーバーイーツみたいな過酷な利用には向かない」

 結論から申しますと、以上3件は自称自転車プロが乗っても居ないのにドヤ指摘していただけでした。現在の走行距離は購入してから6年で17000キロを超え、モーターも調子は良好です。年月の割に走行距離が伸びていないのは、自転車とバイクを切り替えて業務を行っているのと、デリバリーは現在副業として行っているのが理由です。


 そもそも赤チャリにボロい車体が多いのは、レンタルなので雑に乗る人が多いからかと思います。定期的にチェーンやギアを洗浄し注油してますし、タイヤも走行性能が高い高圧タイヤを履いていますし、段差を上る前は減速し、前後タイヤを持ち上げて衝撃を逃がすようにもしてます。
 先日湯島天神の坂道を下る際の事、本郷3丁目から赤チャリ(グリッター)の後ろを追走してました。湯島天神のくだり坂に入っても赤チャリはペダルをこいでましたが、私のグリッターはペダルを漕がず赤チャリにどんどん迫り、坂を下る頃にはペダル漕がず抜き去ってました。同じ車種でもメンテナンスやタイヤ選びでこれほどまでに乗り味が変わるということで、自分のメンテやカスタムに酔いしれてました。なのでグリッターが悪いわけではなく、乗り手が悪いわけです。グリッターはウーバーイーツに最適な車両だと思います。

現在の自転車カスタム

 こちらが今の状態です。初期の頃はリアに工具箱を積み、前カゴに小さいカバンを積み、背中にウーバーバッグを背負ってましたが、リアの工具箱を大きくしたり、大き目のカバンを前カゴに固定したりと、試行錯誤してました。昨今ではデリバリー業界が成熟し、中華系で安く使い勝手の良いデリバリーバッグも販売されてますのでカスタムの幅は広がっていると思います。

最適なデリバリーバッグ

 ここひと月ほどで前後のボックスを変更しました。まず前カゴを外してデリバリーボックス(30L)をステーに直付けしました。

カゴにデリバリーバッグを乗せてた状態から、カゴを外し軽量ボックスにした事で、4kgほどの軽量化となり、ハンドルる回しが楽になり、ハンドルロックしなくてもハンドルがクルっと明後日の方向を向いてしまう事が無くなりました。ウーバーイーツはよっぽどのことが無い限りこの小さい箱一つで業務を遂行できます。(ダブルまで。トリプルや大量案件、ピザは厳しい。)

 そしてリアボックスも重い工具箱から中華デリボックスの大きい物(62L)に変更しました。備品を入れたり、ダブル・トリプルや大量案件、Lサイズピザなどを運ぶ為のサイズです。

リアボックスも工具箱から変更したので3kgほどの軽量化となってます。スタンドの上げ下げや、段差を上る時の荷重の逃がしがとても楽になりました。

前後で7~8kg程の軽量化となったので、漕ぎ始めや巡行性能が体感できるほど変わりました。そして何より、積載量も増えた上に積荷整理もしやすくなりピックアップやドロップ時の積み下ろし作業の時短にもつながってます。
 そして副産物となりますが、走行音がとても静かになりました。工具箱の時は樹脂製だったので音が反響してボコンボコンとリアキャリアから音が鳴り続けてました。段差を乗り降りする時などもガソリン車からプリウスに乗り換えた並みの静音となりました。

デリバリーボックス(ウバッグ)内のカスタム

フロントボックスはwoltから頂いたドリンクホルダー2つとプラダン製の自作仕切り板を入れてます。この3つを組み替えたりして商品サイズに合うよう固定して配達します。

ボックスは蓋がハンドル方向に開くようにしてます。

こうする事で自転車にまたがりながらティッシュを取ったりできますし、走行時にマジックテープを付けなくとも蓋が開く事が無くなります。マジックテープは新品状態だと開けるのが大変なほど吸着しますし、使い込むとケバケバになって役に立たなくなるので微妙です。ちなみに最新モデルだとマジックテープから磁石に変わってるボックスも売ってますので何れ買い替えます。

リアボックスのほうは最近購入したもので、磁石になってました!すごく便利です。(サイドも磁石)

箱の中に小さいソフトボックスもいれてる理由は、箱が大きすぎると商品の固定が大変だから。商品が倒れたり動いてしまうと汁漏れの原因になるので使わなくなった小型保冷バッグを入れてます。牛丼とかはウォルトのドリンクホルダーひとついれるだけでジャストサイズになります。スーパーやコンビニなどの大量案件の時はソフトボックスはペチャンコにして荷物を積みます。

ダイソーの水切り台がシンデレラフィット

自分の荷物(備品)は水切りネットで下段に格納できるようにしてます。荷物が増えたこちらも折りたたんでデリバリー商品用スペースを広げます。

備品の荷造りベルトと、ダイヤルロック付きヘルメットバッグ。大量案件の時は備品をこのバッグに詰めて商品スペースを確保し、リアボックスの上に備品バッグを固定して配達します。

 ヘルメットバッグにはダイヤルロックも付いているので、フレームにロックして自転車から離れることも可能です。リアボックスにも南京錠を付けれるので、リアボックス+ヘルメットバッグ分の鍵付き積荷スペースが確保できます。ただ、自転車は簡単にトラックで盗難されてしまうので、財布とかの貴重品は入れません。あくまで買い物回りしている時の保険程度の防犯です。

リアボックスと予備バッテリーの盗難対策をしてます。そして底面には滑り止めシートを二重に敷くことで荷物を暴れづらくしてます。リアボックスが工具箱だったころはこれをしておらず予備バッテリーが暴れ、ボンボン音が煩かったので。

盗難対策は簡易的なもので、ボックスに穴開けフレームにワイヤーで固定し、その先にバッテリーを括り付けて南京錠でロックしてます。ボックスを外して丸々持っていこうとしてもワイヤーに繋がってるバッテリーが突っかかりますし、ボックス自体の南京錠をこじ開けられても更に南京錠を破壊するかワイヤーを切断する必要があります。盗まれて痛手を負う物は自転車のバッテリーくらいですし、自宅にいる時は二本とも室内で充電しているので、この程度の防犯で十分と思ってます。持っていこうとすれば自転車丸ごとトラックで簡単に盗まれるのでこれ以上やってもあまり意味がありません。

ちなみに南京錠は同一キーの物を使用してます。バイク2台、自転車1台のボックスなどに幾つかの南京錠を付けてますが、キー自体は1本でどの南京錠を開けれるので便利です。

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デリバリーボックスにかかった費用

フロントボックス、リアボックス共にアリエクスプレスで購入したので2000円以下でした。リアボックスについてはキャリアに付ける網目の台座なども付属していて1500円でした。ダイソーの水切り台も200円程度ですし、余計な物を抜きにしたら前後合わせて4000円弱なので非常にコスパが良いと思います。ただ、アリエクスプレスで買うと到着まで2週間ほどかかる事が多いので、直ぐ買いたい人は割高ですがAmazonで購入した方が無難です。
 ウバッグを背負うより飯破損のリスクも減りますし、ピックアップ&ドロップ時の荷積み荷降ろし効率も格段に上がるのでおすすめです。何より自転車の積載量が増えるうえに軽くなるのでいいことづくめです

巡航速度と耐久性を兼ね備えた高コスパタイヤ

タイヤはシュワルベマラソンがベスト


耐久性
パナソニックの純正タイヤ、パンクガードマンはちゃんとパンクします。ガードできません。その上、1500km程度走るとツルツルになって交換必須です。シュワルベマラソンは純正タイヤより安い上に、パンクに強く、走行距離も5倍以上の1万キロほど走れます。

走行性能
シュワルベマラソンは小径タイヤには珍しい高気圧に対応したタイヤです。一般的な20インチのタイヤの空気圧は3~4気圧程ですが、シュワルベマラソンはロードバイクに近いレベルの7気圧まで空気を入れれます。空気圧が高いと転がり抵抗が減るので、私の場合ですと純正タイヤと比べて巡航速度が時速2~3kmほどアップしました。4~7気圧(4.0-7.0bar 55-100psi 400-700kpa)に対応しているので、乗り心地重視なら空気圧低めで、巡航速度重視なら空気圧高めにすると良いです。
 

私のウーバーイーツの稼働頻度ですと、パンクガードマンではツルツルになるたびに交換してましたが、シュワルベマラソンはツルツルになった事は一度もありません。タイヤ交換時期は2~3年、経年劣化でひび割れてきたらという感じでした。ただ、昨年夏に交換したシュワルベマラソンが既にひび割れてきております。ハズレの在庫に当たったのかもしれません。しかしながら、シュワルベマラソンならタイヤがツルツルになって頻繁に交換するという煩わしさや、パンクの悩みからは解放されると思います。シュワルベマラソンがパンクしたことは今のところ一度もありません。

ハンドルのカスタム

私のグリッターはアルミ製の軽いハンドルに交換しています。カマキリハンドルというよりは、チョッパーハンドルというのでしょうか?ハンドルの付け根部分から縦に伸びるパイプがなるべく垂直になっているハンドルを選びました。
ハンドルの拡張性を重視したかったため、初期の頃はハンドル付け根にサイコンやドリンクホルダーを付け、グリップ付近に自転車リモコンや、ミラーを付けようとしていたためです。そしてハンドル根元から上に伸びるパイプが並行であればある程ハンドルバーを付けるのも楽だったのでコチラを選びました。
 グリップのポジションも気にかけており、シティサイクルなどのバーハンドルは長時間の前傾姿勢で肩が凝りますし、手前にグイって曲がりすぎてるハンドルは立漕ぎや踏ん張る時に力が入りづらいので、やっぱりこのハンドルがベストでした。

ポーチで見づらいですが、アメリカンバイクでよく見る形のハンドルです。そこの上部にスクーターやジャイロキャノピーに付けていたハンドルバーを取り付けてます。ハンドルバーには左から、電動自転車リモコン、サイコン、スマホホルダー1、スマホホルダー2、ミラーを取り付けてます。
ハンドルカバーの内部にはUSBグリップヒーターも付けてます。

電源(グリップヒーター・スマホ充電)

自転車にはシガーソケットが無いので元々はモバイルバッテリーを利用してましたが、現在ではマキタ18v互換バッテリーを利用してます。

このマキタ18vの互換バッテリーはマキタ純正バッテリーより遥かに安く、特にUSBアタッチメントでモバイルバッテリー化すると非常に便利です。バッテリーはハンドルにぶら下げてる防水ポーチに格納し、グリップヒーターやスマホに接続してます。

マキタ互換バッテリーを使う一番のメリットは充電が早い点です。
マキタ18v互換バッテリーは6.0Ahの容量ですが、5v20000mAhのモバイルバッテリーと同じくらいの容量にも関わらず、モバイルバッテリーより圧倒的に充電速度が速く、破格で、マキタ互換の工具にも使えるので一石二鳥三鳥四鳥くらいの利便性です。

マキタ互換バッテリー周りの利便性については遊びは無限チャンネルで商品紹介をしているので詳しく知りたい方は動画をご覧ください。

その他細かいカスタム

 スタンドを交換しました。足で踏んむとテコの原理で軽い力で立てれるスタンドです。
 自転車のリング錠を結束バンド複数本で強固に固定してます。長年、鍵を開け忘れスタンドを降ろしてしまう事を繰り返した結果、ネジがバカになって直ぐ緩んでしまうようになったため、結束バンド6本ほどでガッチガチに固定しました。未だに鍵を開け忘れたままスタンドを降ろしちゃうことがありますが、リング状が緩むことは無くなりました。

おわり

コメント

  1. マサ より:

    自転車カスタム興味深く読ませていただきました。
    こだわりを感じるカスタマイズだと思いました。
    一点お聞きしたいのですが、
    ハンドルカバーの上から更に透明のカバーをかけておられますが、これは自作でしょうか?
    それともアマゾン等で売られているものでしょうか?
    良かったら教えていただけますと幸いです。

    • TSY1129 より:

      コメント来ているのに気が付かず返信遅れました、すみません。
      ハンドルカバーを覆ってる防水カバーは自作です。ニトリなどに売ってる薄型のテーブルカバー(自転車の屋根作った時の余り)から切り出してハトメで紐を通す穴を付けました。3~4年前に(もっと前かも)作った物ですので、今年入って紫外線による経年劣化でボロボロになりテープで補強してますが、3シーズン程度は破れず冬を越せたと思います。雨天の防水効果は元より、通気性の遮断により温かさも雲梯の差になります。

      • マサ より:

        ご返信いただきありがとうございます。
        あれから同様の物はないのかネットで探しておりましたが、
        自分の中でしっくりくる物が見つかりませんでした。
        やはり自作だったのですね。
        こだわりが強いとそれを満たす物を見つけるのは大変ですよね(苦笑)
        最悪なければ自作するしかないというのも楽しんでいるのかもしれません。

        ハンドルカバー単体だと雨の稼働が問題だったので避けておりましたが、
        これで一歩前進することができるので大変感謝です。
        貴重な情報を教えていただきありがとうございました。

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