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初めてIPOに当選したが……。
資金力も無いし、そもそもIPOに熱心に応募してきたわけでも無いので投資歴20年経つも未だにIPO当選はゼロだった。それでもちょいちょいIPOチャレンジポイントを貯める為にIPOの申し込みは適度にして来たけれど、それはポイントを貯める為であって、IPO当選に期待はしていなかった。そんな最中、今回再上場する新生銀行は売り出し規模も大きいので当たるかもと思って1000株を申し込んでみた。その結果、なんと200株も当選してしまった。

新生銀行はメインバンク
自分は資産形成は投資信託で行い、個別株は高配当銘柄や優待株に加えて、自分のライフスタイルに関わる趣味株を買う事にしている。そんなわけでメインバンクとして使っている新生銀行はゆくゆくは絶対買う銘柄であるんだけど、折角IPOに当選したにも関わらず買うのを躊躇っている。
応募者全員大サービス(有料)的な状況では?
昔よくあった雑誌の大保者全員大サービス(有料)、それ単なる受注生産だし何がサービスだよと思ってたけど、今回のSBI新生銀行のIPOもただただ普通に全員当選するレベルだったのではと疑っている。というのも、SBI証券の抽選仕様が総量の60%は抽選枠、30%がチャレンジポイント使用枠、10%がお得意様枠みたいな感じになってるらしいんだけれど、今回自分は1000株申し込んで200株も当選してしまった。しかもIPOチャレンジポイントを1ポイントも使わず申し込んだ5分の1の数量の当選だった。
個人投資家のSNSが歓喜に包まれすぎてる
新生銀行IPOでSNSを検索すると、当選している人が余りにも多い。チャレンジポイントを使用して当選したというポストも沢山見受けられるけれど、それ以上にポイント不使用で複数枚当選というポストも散見される。しかも、万株ところか自分と同等レベルの1000株、500株程度の申し込みであっても200株300株と複数口当選している人が相当数居る。
当記事序盤でも書いたけれど、自分はIPO初当選だし、チャレンジポイントも使った事が無い。チャレンジポイント自体は200ポイント以上溜まっているので、少なくとも200回はIPOに当選してないという事になる。補欠当選は数回あったけれど一度も繰り上げ当選にはなってない。そんな自分がいきなり200株も当選している時点で新生銀行の株は供給過多なのではないかと想像するには容易だ。
供給過多でハイリスクローリターン
ハイリスクローリターンは言いすぎだと思うけれど、ミドルリスクローリターン位なイメージだ。まず供給過多であれば当然公募割れが見えて来るし、公募割れせずとも上値は相当重くなるだろう。
普段S株で株あそびしている自分がいくらライフスタイルに直結している銘柄といえど新生銀行に29万円も充てるのはあそびの範疇を超えているし、わざわざIPOで買わなくとも、多少割高になったとしても初値翌日の寄りでS株購入した方がリスクが低いし、寧ろ公募割れで買える可能性もあるのでセカンダリーIPOとしてS株あそびしていた方が自分のスタイルに合っているのではと思った。
購入意思表示まであと丸二日ある
とりあえずはすぐに申し込まず、期限である12月11日のお昼ギリギリ(前夜)までは注文しないことにした。期限間際になったら各種SNSで、IPOに頻繁に当選している大口投資家と、自分のように新生銀行で初めてIPO当選したような弱小投資家の統計をとって公募割れの可能性が低くく、公募価格からせめて10%程度上げて始まりそうだと感じたら買う、それ以外は買わずにS株で公募割れ狙いという感じにしようと思う。
楽天銀行と住信SBIネット銀行と新生銀行のIPO比較
自分のようにIPOに初当選したような弱小投資家は、新生銀行IPO当選で確実に浮かれている。それもこれも楽天銀行と住信SBIネット銀行のチャートを見れば一目瞭然だ。脳内お花畑の弱小投資家は新生銀行も楽天銀行や住信SBIネット銀行のようなチャートを思い描いている事だろう。もしくは初値売りでお小遣いゲット的な。
ただ、銀行株の高騰は直近で始まったものではなく、既に高値圏にあると思う。つまり、新生銀行のIPOはそのプレミアムが既に乗ってる状態での公募という感じになってると思うので、銀行株から資金が抜けるようなシーンがきたとしたら新生銀行株も最速で初値を割ってくると思う。まあ、経済政策等でまだまだ銀行株が上がるとしたら新生銀行の株価も上がっていくのは当然としても、銀行株全体が上がるとしたらなにも新生銀行の株でIPO勝負をしなくても良いわけだ。
ちなみに楽天銀行のIPOは初値30%増しくらいだったのに対して、住信SBIネット銀行の初値は2%弱しかプラスになって無かったので、ここまで弱小個人投資家の当選祭りな状況を加味すると、どうも公募割れするか、初値は公募価格より高く始まったとしても利確売りに押されてマイ転するのではないかと思えてしまう。
資産的リスクとメンタル的リスクを天秤にかける
少なくとも楽天銀行みたいに公募価格+30%みたいな暴騰は流石に無いと思うので、買ってドキドキ&ガッカリするストレスと、買わないで上がってしまい悔しがるストレスを天秤にかけると、どうもスルーした方が資産的にもメンタル的にもダメージが少ないように思える。
今のところ、多少割高になったとしても上場翌日にS株で少量購入して嗜む程度が良さそうと思った。
超大型IPOだからこその買い圧力
最後にポジティブな見立てを少し書くとすれば、1兆円を超えるIPOだし、SBIグループだし新生銀行だし、上場後に投資信託などに組み入れられるとしたらそれらの買いは入ってくると思うので、個人投資家が狼狽したとしても、淡々と買わざる得ない大口の買い圧力が勝るなら普通に株価は上昇していきそうにも思える。ただ、楽天銀行や住信SBIみたいに2倍3倍みたいな感じで時価総額2兆3兆みたいになる程今後も銀行株の高騰が続くのかっていうのが疑問。
でも銀行株が跳ね上がるのを指を咥えてみていた過去があるし、でもでもそれで新生銀行もそうなると期待している弱小個人投資家も相当数居そうだし、買う買わない以前に上場日が楽しみな銘柄であることは間違いない。
初値の想定、メンタルの想定。
公募価格は1450円なので、買うからには少なくとも10%アップの1600円前後くらいで寄ってくれないとがっかり感がハンパ無い。最低でも5%、1525円くらいでないと結構イライラすると思う。それ以下だったらストレス溜めた分買わなきゃよかったと後悔しそう。
逆に買わなかった場合は1525円程度だったら「まあリスクかけてまで買う必要は無かったな」と穏やかな感情を維持できると思う。1600円超えたら相当悔しがると思う。それ以上に公募割れか、もしくは初値は耐えたけど初日か2日目とかで公募価格を割ってくるような事が有れば歓喜で酔いしれS株で意気揚々と購入すると思う。
買っても買わないでも逆に動けばどちらも同じくらい後悔とストレスを感じる。しかし、悦び度合いに関しては買わないで2~3日以内に公募価格を割れるシナリオが群を抜いて歓喜って感じになるような気がするので、今のところはスルーする率が7割くらいと思ってます。
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